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ヤコブ病用の消毒せず手術 患者ら7人を長期観察へ
 脳外科手術を受けた患者が後にクロイツフェルト・ヤコブ病と判明したケースが昨年に二例あったことが、二十日開かれた厚生労働省のクロイツフェルト・ヤコブ病等委員会に報告された。

 うち一例では、患者に使われた手術器具が、ヤコブ病の原因の異常プリオンに有効な消毒をしないまま計六人の手術に使われ、器具で病院職員一人が負傷。このため計七人に感染リスクがあるとして今後十年、定期診察を続けることになった。

 厚労省は、脳外科手術の器具は、異常プリオンにも有効な消毒をするよう求める通知を都道府県などに出した。

 国内で脳外科手術後にヤコブ病が分かった事例は二〇〇四年以降これまでに三件あり、同じ手術器具が使われるなどした計三十三人が長期観察の対象になった。厚労省によると、海外も含め、手術器具を介した感染例はない。

 今回判明の一例は、昨年十月に手術を受けた後、遺伝子異常が原因の家族性ヤコブ病と診断された。その後六人に同一器具で手術が行われ、手術中に職員一人が負傷した。もう一例は、昨年九月に手術を受けた患者が孤発性ヤコブ病と診断された。こちらは同一器具による手術例はなかった。

 厚労省は現在、手術器具によるヤコブ病二次感染を防ぐ対策を専門家会議で検討しており、本年度中に結論をまとめる。

  (共同2007年4月20日配信)
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