3大生活習慣病やこころ、こどもの病気など、最新治療法や先端医療の現状をお伝えします。
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メタボリックシンドローム
体重コントロール最重要 複数項目異常でリスク増も
小山みさ子医師
(熊本市)
最近、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)という言葉をよく耳にします。メタボを標的にした新しい健診体制も始まっています。メタボの定義と、生活面での対策、治療について小山[おやま]みさ子医師(熊本市)に聞きました。
四月から全国で、特定健診・特定保健指導が始まりました。目的は内臓脂肪に由来する生活習慣病とされるメタボリックシンドロームを予防することです。
メタボリックシンドロームとはまず肥満症があり(腹囲が男性八十五センチ以上、女性が九十センチ以上)、高血圧症、高血糖、高脂血症の三項目のうち二項目以上そろうことをいいます。すべて併せ持つ人は、健康な人より約三十一倍の心臓病が発症するといわれています。
従って、この四つの項目を一項目でも改善していく努力が必要です。簡単に言うと、体重のコントロールが最重要です。腹囲一センチは体重一キロに相当します。男性が腹囲九十センチの場合六センチ減らさねばなりません。体重を六キロ減らすということになります。また二十歳時の体重から十キロオーバーしている人は、しっかりダイエットを心がけて下さい。
内臓脂肪は皮下脂肪に比べ溜まりやすく、また減りやすいともいわれます。現代社会は車が日常生活に無くてはならないものとなり、歩くことが少なくなってしまいました。特に大都会に比べ公共機関が少ない地方では一日の歩数が足りません。一日の必要運動消費カロリー三百キロカロリーは早歩きで一万歩に該当します。早速今日から歩くことを実践しましょう。
もちろん高脂肪食、高ショ糖食、食べ過ぎ、飲み過ぎを減らし、野菜をしっかりとりましょう。
メタボリックシンドロームは各項目の異常が軽度でも、複数そろってしまえばリスクが非常に高くなります。
体重は徐々に減少させることが必要ですが、高血圧、高血糖、高脂血症は治療の必要な数値であれば、直ちに専門医に受診して下さい。
特定健診では受診勧奨値が決まっており、収縮期血圧140、拡張期血圧90mmHg、血糖値126mg/dl、中性脂肪300mg/dl、HDLコレステロール34mg/dlとなっています。
該当する人は専門医の先生の指示に従って、改善を図って下さい。(健診医)
(熊本日日新聞2008年9月5日付朝刊)
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