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睡眠障害
不眠など4つに分類 理解深め早期治療を
境小緒里
(熊本市)
寝つきが悪かったり、朝早く目覚めるなど、睡眠のリズムが狂うと日常生活に支障が及びます。睡眠障害にはどんな症状があるのか、睡眠薬に関する情報も含め、境小緒里[さおり]医師(熊本市)に聞きました。
睡眠障害は、文明の進歩とともに増加する典型的な現代病です。大きく分けると以下の四つに分類されます。
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不眠(眠れない)
不眠は環境や心配事が影響し、うつ病などの精神疾患やさまざまな体の病気なども原因となります。原因を取り除く努力をしても改善しない場合は、睡眠薬を使って治療します。
寝つきが悪い「入眠困難」、途中で目が覚める「中途覚醒[かくせい]」、朝早く目が覚める「早朝覚醒」、眠ってはいるが深く眠った感覚が得られない「熟眠障害」の四つのタイプがあり、それぞれに適した睡眠薬を選択します。
入眠困難であればすぐに効き目が出て持続性のない短時間型の睡眠薬、早朝覚醒であれば穏やかに長く効く長時間型の睡眠薬といった具合です。
多くの人が睡眠薬に悪いイメージを持っていますが、最近の睡眠薬は常用量では依存性や耐性はほとんど出ない安全なお薬です。
ところで、睡眠時間は人それぞれで、年を取ると短くなります。五時間の睡眠でも日中の眠気で困らなければ十分です。「眠らなければ」と意気込みすぎず、眠たくなってから布団に入り、毎朝同じ時刻に起きましょう。
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過眠(日中も耐え難いほど眠たい)
専門外来で検査を受ける必要があります。日中に発作的に眠ってしまうナルコレプシーや、夜間激しいいびきや呼吸停止があり、日中眠気が出る睡眠時無呼吸症候群の場合があります。
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概日[がいじつ]リズム睡眠障害(睡眠時間がずれるために眠れない、あるいは眠たい)
生体リズムが遅れて睡眠時間帯が遅くなる睡眠相後退症候群や、高齢者に多い睡眠相前進症候群があります。時差ぼけや交代勤務による睡眠障害もここに含まれます。
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睡眠時随伴症(睡眠中に起こる異常行動)
睡眠中に歩き回る、物を壊す、叫ぶなどの異常行動が現れます。睡眠時遊行症やレム睡眠行動障害の可能性があります。
睡眠は高血圧や糖尿病との関連も指摘されており、健康に大きく影響します。うつ病の代表的な症状でもあります。睡眠障害を正しく理解して早期から積極的に治療しましょう。(精神科医)
(熊本日日新聞2008年8月29日付朝刊)
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