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ED治療薬、突発性難聴の原因になる恐れ、 FDA警告
 FDA(米国食品医薬品局)は、勃起(ぼっき)不全(ED)治療薬の「バイアグラ」「シアリス」「レビドラ」などが、突発性難聴の原因になる恐れがあると警告、その趣旨をラベルに表記するよう関連メーカーに指示した。ただ発症者は少数という。

  男性の陰茎(ペニス)は、主にスポンジのような海綿体でできている。性的刺激によって神経を伝って信号が送られ、陰茎の平滑筋が緩み、陰茎の動脈が開いて血液が流れ込む。

  その結果、海綿体はスポンジのように血液を吸い込んで貯めて膨張、硬くなる。これが勃起の状態。勃起不全は、神経が緊張し海綿体の動脈の開き方が十分でなくなった状態。ED治療薬の主流は、勃起を妨げるPDE5という酵素の働きを阻害することから、PDE5阻害剤とも呼ばれる。

  FDAによると、PDE5阻害タイプのED治療薬を服用している患者のうち難聴や耳鳴り、目まいがしたという報告が、これまでに29件あった。片方の耳だけが聞こえなくなった人もいるという。報告者の3分の1は一時的に聞こえなくなった。ED治療薬との明らかな因果関係は分かっていないとしている。

  FDAのジャネット・ウッドクック博士は「聴力の低下を年齢のせいと考えて、ED治療薬を服用していても、医師に相談しようと思わない患者がいるかも知れないと考えた。耳が聞こえなくなるような症状が発生したら、服用を直ちに中止し受診してほしい」と話している。(南里秀之)

(くまにちコム「健康・医療」2007年11月1日付)

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