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効果時間最長の勃起(ぼっき)不全治療薬が12日発売開始
  服用後36時間、効果が持続する男性の勃起(ぼっき)不全(ED)治療薬「シアリス錠」(一般名タダラフィル)が12日から、日本でも発売される。国内で登場する3番手のED治療薬だが、効果持続時間の長さから海外ではパイオニアの「バイアグラ」に迫る人気商品になっている。

 シアリスは、米イーライリリー社が開発。海外では03年に発売され、既に世界100カ国以上、1、000万人以上のED患者に使われているという。

国内では同社の日本法人(神戸市)が05年9月、厚労省に承認申請し、今年7月31日に承認された。

 陰茎(男性器)は、性的刺激による興奮で平滑筋が緩み海綿体内に血流が流入することで勃起(ぼっき)する。この勃起を妨げるのがPDE5という酵素だが、シアリスはPDE5の働きを阻害して勃起を維持させる。国内で先行販売されている「バイアグラ」や「レビドラ」も同様の作用機序を持ちPDE5阻害剤と呼ばれている。

 ただシアリスは、効果持続時間の長さのほか、性的刺激があった時のみに勃起機能の改善効果を示し、食事摂取の有無にかかわらず服用できる。他の2剤は、承認審査に提出された臨床試験のデータでは、勃起の効果持続時間は約4時間だった。また食事に高脂肪食を摂ると影響を受けるとされる。

 シアリスは主な副作用として頭痛や消化不良、ほてりなどが報告されている。

5r錠、10r錠、20r錠の3タイプがある。公的医療保険の適用外のため公定価格(薬価)がなく、処方する医師が自由に価格を決められる。米国では1錠当たり10ドル-15ドルで販売されているという。
(南里秀之)

(くまにちコム「健康・医療」2007年9月10日付)

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