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強力な経口育毛剤 承認へ
 国内初の経口タイプの脱毛症治療薬が10月11日、厚生労働省から輸入販売を承認された。年内に発売される公算が大きい。

 この経口剤は、米メルク社の「プロペシア」(一般名フィナステリド)。米国では1998年1月に発売、世界60カ国以上で販売中。日本でも厚労省がFDA(米食品医薬品局)の一般使用者向けの注意事項を日本語訳してサイトで紹介するなど、個人輸入が年々増えている。用量は1日1回1錠。万有製薬(東京都中央区)が扱う。

 プロペシアは、男性ホルモンのテストステロンをジヒドロテストステロンに変換させる酵素の働きを阻害する。ジヒドロテストステロンは毛母細胞の成長を抑えて髪の成長を妨げ脱毛を起こすため、変換酵素が働かないようにするわけだ。

 日本で臨床試験に参加した医療施設は「現行の市販の育毛剤のどれよりも強力」と話す。海外で実施された外用薬のミノキシジルとの”直接対決”でも、プロペシアに軍配が上がっている。ミノキシジルとの併用も可能で、効果が高まるとされている。

 副作用は胃の不快感などが報告されているが、重篤な例はないという。ただ男性限定。妊婦は服用はもとより、砕けたり割れたプロペシアに触ると、男の胎児は生殖器異常を起こす恐れがある。

 また生活改善薬のため保険は適用されず、販売価格は医療施設によって異なりそう。米国では1錠平均1・75ドルで売られているという。

 (熊本日日新聞2005年10月12日付夕刊メディカル)

 
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