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過活動膀胱と前立腺肥大症の合併症 併用療法が効果
 過活動膀胱(OAB)と前立腺肥大症に悩む患者を対象にした、「デトロール・エルエー」(一般名・酒石酸トルテロジン徐放性カプセル)と「フロマックス」(一般名・塩酸タムスロシン)による初めての併用療法が、大規模プラセボ(偽薬)対照試験の結果、有意な改善効果が認められたという記事を「米国医師会誌」(JAMA)11月15日号が掲載した。

 試験は、40歳以上の患者851人を、1日1回デトロール・エルエー4mg投与群、フロマックス0・4mg投与群、デトロール・エルエーとフロマックス併用投与群、偽薬投与群に分類。それぞれを12週間投与した。

 併用投与(併用療法)群は、80%が治療効果を報告。偽薬群は62%、フロマックス群71%、デトロール・エルエー群65%だった。

 偽薬群との比較では、12週間時点でのすべての排尿日誌変数(切迫性尿失禁、失禁を伴わない尿意切迫感、頻尿、夜間頻尿)が、併用治療群で有意に低下した。また総合的な国際前立腺症状スコア(IPSS)でも併用群が8・02点減少したのに対し、偽薬群は6・19点の減少だった。

 デトロール・エルエー群は、12週間時点の24時間当たりの切迫性尿失禁エピソードが偽薬群よりも有意に低下。フロマックス群も、12週間時点でのIPSSスコアが偽薬群を有意に下回った。

 併用群で最も一般的にみられた副作用は、口内乾燥、頭痛、鼻閉、便秘。また尿閉を示唆する症状が、デトロール・エルエー群で3人、併用群で2人、偽薬群で4人報告されたが、フロマックス群は皆無だったという。このうち併用群とデトロール・エルエー群の各1人はカテーテル法で治療した。

 デトロール・エルエーは、膀胱平滑筋に対して選択的に働く抗コリン剤。フロマックスは、前立腺・尿道平滑筋に選択的に作用するアルファ遮断薬。(南里秀之)

 (くまにちコム「健康・医療」2006年12月6日付)

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