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| 知って!ドクターヘリ 治療開始「27分短縮できる」 |
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| ドクターヘリの導入効果について救急医療の専門家が講演した会場=熊本市 |
“空飛ぶ救命室”とも呼ばれるヘリコプター「ドクターヘリ」の導入を目指す県ドクターヘリ導入推進協議会(代表理事・木下順弘熊本大大学院教授)の記念講演会がこのほど熊本市であり、救急医療の専門家がドクターヘリの必要性を訴えた。
二〇〇一年に国内で初めて導入を実現させた日本航空医療学会理事長の小濱啓次・川崎医療福祉大教授を迎え、ドクターヘリの効果を県民に知ってもらおうと開いた。
ドクターヘリは、救急専門の医師や看護師が搭乗して現場に急行、機内で患者の初期治療、搬送にあたる。速やかに離陸でき、時速二百四十キロで現場まで向かう。熊本市内からは約二十分で県内ほぼ全域に到着できる。
講演では、県内の医師や救急関係者ら約三百人が参加。小濱教授がドクターヘリの現状と今後の展望を解説。交通事故などで大量出血した負傷者の半数は三十分以内に死亡することを挙げ、「ドクターヘリは、外傷の治療開始時間を救急車より二十七分短縮できる。医師が現場ですぐ治療を始めることができ、多くの負傷者の命を救える」と話した。
ドクターヘリは四月現在、全国十三道府県で導入。〇四年度は、救急車での搬送に比べ、患者の社会復帰が30%高く、植物状態は37%、死亡は27%低かったと推定された。
木下教授は「今後も啓発活動を続け、県民にドクターヘリを知ってもらいたい」と話している。(臼杵大介)
(熊本日日新聞2008年5月24日付朝刊)
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