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熊大医学部定員5人増 09年度から9年間 医師確保へ県要請
2009年度から5人定員増となる熊本大医学部=熊本市本荘
 熊本大医学部(原田信志医学部長事務取扱)は十二日、県の医師確保対策の一環として、二〇〇九年度から九年間、医学部の定員を現行の百人から五人増員することを明らかにした。県の要請に応じた対応で、県も奨学金制度を創設する予定。

 国は昨年夏、医師確保が必要な地域や診療科に医師を配置するための暫定措置として、都道府県ごとに最大五人(北海道は十五人)までの定員増を認める方針を提示。二月、県が同大に求めていた。

 同大医学部は今後、入学試験の方法を決めるが、増員の特別枠は設けずに一般選抜方法を取る考え。また、県が求めている地域医療を担う医師を養成する「地域医療プログラム」も策定する方針で、プログラムの内容を詰める。増員期間の設定は国の方針に沿った。六月までに文部科学省に定員増を求める。

 一方、県は奨学金枠を年間五人を軸に考える。支給総額や条件は今後詰めるが、学費相当額と生活費の一部になる見通し。知事が指定する医師確保が必要な医療機関で、原則として九年間以上従事することを返還免除の条件とする。

 原田医学部長事務取扱は「医学部の学生全体が、地域医療に関心を持つような取り組みにしたい」と話している。九州では、佐賀、鹿児島、大分の各国立大医学部が定員増を決めている。(田端美華)

 (熊本日日新聞2008年3月13日付朝刊)
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