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地域の介護充実を クリニカルパス学会市民講座 舛添要一氏講演
 第7回日本クリニカルパス学会学術集会(会長=副島秀久・済生会熊本病院副院長)の市民公開講座(熊日共催)が18日、熊本市大江の県立劇場であり、参議院議員の舛添要一氏(57)が、認知症の母親を介護した経験や政治家としての視点から、医療や福祉のあるべき姿について講演した。

「これからの医療と福祉はどうなるのか」と題し講演する舛添要一氏=県立劇場
 クリニカルパスは、治療の効率化やケアの向上を目的に入院患者らに手渡される診療スケジュール表。同学会が毎年学術集会を開いて普及を図っており、今回は17日からの2日間、全国の医療関係者約2500人が参加して同市で開かれた。

 公開講座は約800人が聴講。「これからの医療と福祉はどうなるのか」と題して講演した舛添氏は、障害者や高齢者が自立し、身体機能に応じて社会生活を営むノーマライゼーションの重要性を指摘。その方策としてインターネットなどの利便性を説き、会場の高齢者らに積極的な活用を呼び掛けた。

 また、日本の予算規模80兆円の中で医療費が30兆円を占めるというデータを示し「医療費を抑えるため、病気や介護の予防が大切になる」という見方を示した。

 さらに「東京から母親が住む北九州に通って介護したが、誰が介護をするのかということと費用の負担で苦労した」と述懐。「介護保険導入で金銭的負担は軽くなっている。今後は各地域で医療や福祉のスタッフを充実させ、家族が安心して愛情を注げる態勢づくりが必要になる」と語った。(富田一哉)

  (熊本日日新聞2006年11月19日付朝刊)
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