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むずむず脚症候群患者の主症状による睡眠障害を改善
 国内ではパーキンソン病の治療薬として使われている非麦角系選択的D2受容体作動薬プラミペキソール(商品名ビ・シフロール)が、むずむず脚症候群(レストレスレッグス症候群、RLS)による睡眠障害を大幅に改善したとする臨床試験のデータが、米シカゴで開かれた第60回米国神経会議で報告された。

 むずむず脚症候群は、不快な堪え難い感覚が脚に現れて、脚を動かさずにはいられなくなる神経疾患。夕方や夜中にかけて症状がひどくなる患者が多く、入眠障害や熟睡障害、中途覚せい、といった睡眠障害に悩まされる。その結果、日中に過度な眠気に襲われるなど生活に支障を来す。またイスに長時間、静かに座っていることができなくなり、生活の質も低下する。

 この試験は、RLS重症度スケールという評価尺度によるスコア(得点)が15を超え、少なくとも1週間に2〜3回は症状が現れる患者を対象に、睡眠障害の改善についてプラミペキソールと偽薬を比較した。睡眠障害の改善は、質問票に患者が自分で記入するMOS睡眠スケールで評価した。

 プラミペキソール群は、服用初日からRLS症状が改善し、12週間の試験期間を通じて改善が持続的だった。患者の主観的評価の反応率によるプラミペキソール群と偽薬群の比較は、1日後16.4%対8%、5日後36.2%対15.2%、9日後44.1%対19.6%、14日後53.1%対34.1%、4週間後65.7%対39.7%、12週間後62.9%対38%。偽薬に比べ、プラミペキソールは睡眠障害を大きく改善した。

 MOS睡眠スケールによる投与開始前と12週間後の睡眠障害の改善は、プラミペキソール群が52.5から27.8に大幅改善したのに対し、偽薬群は55.6から38.5になるにとどまった。

 日中安静時の症状や眠気の重症度は、RLS―6スケール(0=症状なし 10=重症)で評価。投与開始前の平均値は4.0。12週間後は、プラミペキソール群―2.0の改善に対し、偽薬群は―1.0にとどまった。日中の眠気は、プラミペキソール群―2.0の改善、偽薬群は―1.0の改善だった。(南里秀之)

(くまにち「健康・医療」2008年5月6日付)
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