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バイアグラの成分を使った肺動脈性肺高血圧症治療薬を発売
 ファイザー社(東京都渋谷区)は18日、勃起(ぼっき)不全治療薬バイアグラと同じ成分を使った肺動脈性肺高血圧症治療薬「レバチオ錠」(一般名シルデナフィルクエン酸塩)を発売した。

 シルデナフィルクエン酸塩は、ホスホジエステラーゼ5(PDE5)という酵素の活性化を妨げて、平滑筋の弛緩(しかん)作用を持つ「サイクリックGMP」と呼ばれる物質の分解を抑える作用がある。男性の陰茎海綿体に存在するPDE5の活性化を妨げるのと同様、肺動脈平滑筋に存在するPDE5の働きを阻害。結果、肺血管が拡張して抵抗が弱くなり、血圧が下がる。

 肺高血圧症は、肺動脈圧が上昇する病態の総称。肺動脈性肺高血圧症や左心性疾患に伴肺高血圧症など5つに大別される。このうち肺動脈性肺高血圧症は、10年ほど前までは内科的治療法はほとんどない難病だった。国内の患者数は約6、000人と推定される希少疾病で、患者の70〜80%は女性という。重度の肺高血圧症の患者は、安静時でも呼吸困難や疲労があり、どんな身体活動をしても自覚症状が増悪する。(南里秀之)

 (くまにちコム「健康・医療」2008年4月21日付)
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