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| 武田薬品が米アムジェン社の日本法人を子会社化 |
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国内製薬最大手の武田薬品工業(大阪市)は4日、バイオ医薬品最大手の米アムジェン社の日本法人(東京都千代田区)を3月末までに買収するとともに、アムジェン社が開発した抗がん剤1品目と開発中の薬剤候補12品目に関するライセンス契約を結んだ、と発表した。
1品目の抗がん剤は、米国で既に販売中のモテサニブリン酸(商品名ベクティビクス)。武田薬品は国内での独占的開発・販売権と海外でのアムジェン社との共同開発・販売権を取得、見返りにアムジェン社に契約一時金1億ドルを支払うとともに、国内での開発費用全額と海外での開発費用の60%を負担する。
さらに最初と2番目の効能・効果の取得に関する開発状況に応じ最大1億7、500万ドルのマイルストンと国内での販売額に応じたロイヤリティー(特許権の使用料)をアムジェン社に支払う。海外販売での利益は両社が等分する。
残る12品目は、武田薬品が国内での独占的開発・販売権を取得。対価として契約一時金2億ドルを支払うほか、国内での開発費全額と海外での開発費を最大3億4、000万ドルまで負担する。また開発の進捗に応じ最大3億6、200万ドルと販売額に応じたロイヤリティーを払う。日本法人の買い取り価格は明らかにされていない。
世界の製薬業界は、欧米を舞台に会社合併や経営統合が相次ぎ、年間売上高100億ドル以上の製薬会社が10社以上誕生。豊富な資金力で新薬開発費を確保し、攻勢をかけている。
これに対し米国に次ぐ巨大市場の日本の製薬会社は、主に米国の有望なベンチャー企業買収という手法で新薬の開発力を強化。特に07年の秋以降、アステラス製薬(東京都中央区)が抗体医薬品メーカーの米アジェンシス社、4位のエーザイ(東京都文京区)が米MGIファ―マ社を、それぞれ買収すると発表。会社買収によって開発力を強化し、欧米の大手製薬会社と対抗する姿勢が鮮明化している。特に07年12月、エーザイが発表した米MGIファ―マ社の買収価格39億ドルは、破格だったため業界に波紋を広げた。エーザイと武田薬品は、海外での売り上げが全体の50%を超え、海外市場への依存度が高い。(南里秀之)
(くまにちコム「健康・医療」2008年2月22日付)
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