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肺動脈性肺高血圧症の治療薬発売
 国内製薬大手のエーザイ(東京都文京区)は10日、米バイオファ―マ企業「MGIファ―マ社」を39億ドルで買収する契約を結んだ、と発表した。

 東レとアステラス製薬(ともに東京都中央区)は、肺動脈性肺高血圧症の治療薬「ケアロードLA錠」(一般名ベラプロスナトリウム)を発売した。

 ケアロードLA錠は、内服できるプロスタサイクリン誘導体製剤で、世界初のベラプロスナトリウムの徐放性製剤。原発性肺高血圧症と膠原(こうげん)病に合併する肺高血圧症患者に実施した国内の臨床試験の結果に基づき、東レが厚労省に製造販売を承認申請。厚労省は患者5万人未満の希少疾病用治療薬(オーファンドラッグ)として優先審査品目に指定、承認審査を急いだ。

 肺動脈性肺高血圧症は、心臓から肺に血液を送る肺動脈末端の小動脈の内腔(くう)が狭くなって血液が通いにくくなり、肺動脈の血圧が高くなる疾患。原因不明の原発性肺高血圧症と、特定疾患に続発して起こる二次性肺高血圧症に分類される。原発性肺高血圧症は、厚労省から治療法が確立されていない難病と指定されている。

 労作時の呼吸困難やすぐに疲れる、動悸といった初期症状があり、進行すると心不全を引き起こす。

 成人は通常、1日120μgを2回に分けて朝夕食後に服用することから開始。症状を観察しながら増量し、最大1日360μgとし朝夕食後に2回服用する。主な副作用は、頭痛、顔面潮紅、ほてりなどが報告されている。(南里秀之)

(くまにちコム「健康・医療」2008年1月11日)
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