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ADHD治療薬の承認申請
 日本イーライリリー社(神戸市)は、ADHD(注意欠陥・多動性障害)治療薬アトモキセチンの製造販売を厚生労働省に承認申請した。

  ADHD治療薬ではヤンセンファーマ社(東京都千代田区)も2006年4月、「コンサータ」(一般名・メチルフェニデート)の製造販売を承認申請している。

  ADHDは主に小児期に発症し、多動性、不注意、衝動性を主症状とする発達障害の一つ。アトモキセチンは米イーライリリー社が開発。03年1月に米国で「ストラテラ」の商品名で発売され以来、55カ国で販売されている。

  コンサータは、難治性うつ病やナルコレプシーの治療薬として販売されている「リタリン錠」の有効成分メチルフェニデートをカプセルに包み込むことで血液中に長時間かけて溶けるようにした。脳内神経伝達物質のドパミンやノルアドレナリンの再取り込みを阻害する機序を持つ。欧米を中心に既に30カ国以上で販売されている。

  ストラテラはドパミンの再取り込み阻害作用はほとんどなく、同じ脳内神経伝達物質でもセロトニンやノルアドレナリンの再取り込みを妨げる。

  国内ではADHD治療の適応症を持つ薬剤は一つもない。

 (熊本日日新聞2007年8月1日付夕刊メディカル)
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