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| 禁煙外来の受診やニコチンパッチの利用は低率、ノバルティス調査 |
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国内で唯一、医療用医薬品の禁煙補助剤ニコチンパッチを販売しているノバルティス・ファーマ社(東京都港区)は、全国の男女約4、000人を対象にした、ニコチン依存症に対する公的健康保険適用後1年間の喫煙・禁煙に関する調査結果を公表した。
調査対象は、20〜60歳のヤフー・リサーチモニター78、321人の中から2006年4月〜今年3月の直近1年間に禁煙を考えた喫煙者3、889人(男2、597人、女1、292人)を抽出。禁煙への挑戦状況や禁煙方法、ニコチン依存症の認知度、禁煙外来受診の有無などを調べた。
喫煙に関しては、今年4月の診療報酬改定で喫煙は「ニコチン依存症」という病気とみなし、禁煙指導する医療機関にはニコチン依存症管理料の名目で公的健康保険が適用され、今年6月にはニコチンパッチが保険適用の対象になった。
この直近1年間に全体の70%に当たる2、724人が実際に禁煙にチャレンジしたと回答。その方法は(複数回答可)、「気合いとガマン」が57.8%でトップ、次いで「水を飲む、ガムを噛むなどして気を紛らわせた」が42.3%。
半面、「医療機関を受診した」は3.6%、「ニコチンパッチを使った」は3.6%に低迷。ドラッグストアなどで容易に手に入る「ニコチンガムを使った」も13.6%にとどまった。
ニコチン依存症の認知度を調べたところ、約76%が「よく知っている」「知っている」と答えた。ところが、「タバコをやめられないのが病気のためである」ことを、40.7%の人が「まったく知らなかった」と回答、ニコチン依存症と喫煙の関係がさほど浸透していないことが浮き彫りになった。
このため「禁煙の成功要因」を質問すると(複数回答可)、「意志の強さ」が70.3%と断トツ。「禁断症状に対するコントロール」という回答は25.3%にとどまり、禁煙できないのが「ニコチン依存症」という病気であるとの認識は、さほど深まっていないことがうかがえる。
禁煙外来の認知度は、「よく知っている」「なんとなく知っている」「名前は聞いたことがある」を合わせると73.1%の高率。しかし禁煙外来の内容は「一つも知らない」の39.1%がトップ、二位は「薬物療法としてニコチンパッチが処方される」34.5%、三位は「健康保険が適用される」32.9%だった。その禁煙外来の受診者の平均年齢は43.6歳、男女比は7対3、年代別は50代36.0%が最多、次いで40代25.4%。1日の喫煙本数は26.7本、喫煙歴20.2年、禁煙チャレンジ回数3.9回。ニコチン依存症の強弱を判定するブリンクマン指数は551.7、非受診者の354.1を大きく上回った。
禁煙外来受診者の禁煙成功率は46.5%。「禁煙したが挫折した」の31.4%を上回った。また挫折者を含め禁煙外来の受診経験者の47.8%が「今後禁煙する機会があったら受診したい」と答え、非受診者の20.7%を大幅に上回り、有用性を実感しているとみられる。(南里秀之)
(くまにちコム「健康・医療」2007年5月27日付)
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