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禁煙治療
健康保険が使える医療施設…わずか2.5% 熊本は全国最低水準 |
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熊本県の医療施設のうち禁煙治療に健康保険が使える施設は今年一月五日現在、四十二施設にすぎないことが七日、NPO法人日本禁煙学会(東京都新宿区)の調査で分かった。この数は全四十七都道府県のうち三十八位。熊本県の全医療施設数千七百一施設に占める割合は2・5%。施設数が熊本を下回るのは青森、岩手、秋田、福井、滋賀、鳥取、香川、高知、沖縄の九県だが、いずれも医療施設数自体が熊本より少ないため、禁煙治療の保険適用に関して熊本は事実上、全国最低水準とみられる。
半面、日本対がん協会(東京都中央区)がまとめた二〇〇五年のデータによると、喫煙が重大な危険因子になる肺がんの人口十万人対比の死亡率で、熊本県は男女平均で全国二十二位の52・9%、全国平均を4・3ポイント上回った。
男女別では、女性は全国六位の30・6%とワーストテン入り。男性は78・0%で全国二十五位だった。
熊本県で禁煙治療に健康保険が使える医療施設は、日本禁煙学会が情報公開法に基づき、熊本社会保険事務局に開示請求して入手した。医療施設の所在地は熊本市に全体の45・2%の十九施設が集中し、二位八代市の四施設に大きく水をあけている。次いで山鹿市、菊陽町、人吉市の三施設、水俣市の二施設などと続く。
喫煙は「ニコチン依存症」という病気ととらえるのが世界のすう勢になり、日本では〇六年春の診療報酬改定で禁煙治療が健康保険適用になった。同年六月には国内で唯一の医療用禁煙補助剤ニコチンパッチが保険適用になり、価格が約一万円だった自由診療時代より割安に使えるようになった。
ただ受診する医療施設が禁煙治療を手掛けていないと、恩恵にあずかれない。
日本禁煙学会は、禁煙医師・歯科医師連盟に所属していた医師、歯科医師が中心になって〇六年二月に設立。今年八月には都道府県別の喫煙対策を評価し、ランキングを公表するという。
(南里秀之)
(熊本日日新聞2007年5月8日付朝刊) |
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