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セレタイド COPD患者の死亡率を減少
 COPD(慢性閉塞性肺疾患)の患者に3年間、ぜん息治療薬「セレタイド」を1日2回投与した結果、偽薬(プラセボ)を投与した患者群と比較して、死亡リスクが17.5%減少した、という国際的大規模臨床試験の結果を米医学雑誌『ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディスン』が掲載した。

 またセレタイド投与群の患者は、呼吸困難に伴う症状悪化の発現率もプラセボ投与群と比べて25%低下した。

 この臨床試験は、トーチ試験と呼ばれる。42カ国の444施設で実施され、COPD患者約6100人を、「偽薬」、「サルメテロール50マイクログラム」、「プロピオン酸フルチカゾン500マイクログラム」、「セレタイド」(サルメテロール50マイクログラム/プロピオン酸フルチカゾン500マイクログラム配合剤)の4つの投与群に無作為に割り付けた。いずれも吸入器を使って1日2回、3年間にわたって投与した。

 試験期間を通じて、全投与群で抗コリン薬、テオフィリン、サルブタモールといったCOPD治療薬の使用は禁止。半面、吸入ステロイド薬、経口ステロイド薬、長期間作動型の気管支拡張薬の使用は認められていた。

 EU(欧州連合)では、セレタイドは重度のCOPD(1秒量>予測値の50%)患者への対処療法薬として認められている。米国ではCOPD治療薬では承認されていない。

 日本では年間1万4000人以上がCOPDで亡くなっており、死亡原因別では10位。セレタイドは、厚労省の薬事・食品衛生審議会薬品第一部会で気管支ぜん息薬としての承認が妥当とされている。(南里秀之)

 (くまにちコム「健康・医療」2007年2月28日付)

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