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小児ぜん息エピソードが70%減 吸入ステロイド薬と長時間刺激薬の併用で
 15歳未満の小児気管支ぜん息患者に対する、吸入ステロイド薬と長時間作動型の吸入β2刺激薬の併用によって、ぜん息による救急受診や「学校を欠席」といった「ぜん息エピソード」の経験率が70%近く減少した。

 これは、2004年8月〜05年1月の間に全国の医療機関20施設で登録した小児気管支ぜん息患者72人を対象に、グラクソ・スミスクライン社が実施した調査の結果。患者は、気管支の炎症を抑える吸入ステロイド薬「フルタイド」(一般名プロピオン酸フルチカゾン)と、気管支を拡張させる長時間作動タイプのβ2刺激薬「セレベント」(一般名キシナホ酸サルメテロール)による併用治療の未経験者ばかりだった。

 まず、併用療法開始前6カ月の「ぜん息エピソード」(対象患者53人)を調べたところ、67・9%の患者が、何らかのエピソードを経験していた。最も多かったのは「学校を欠席」の57・7%だった。また「階段や坂道の歩行」「軽い運動」(対象患者53人)で、何らかの支障があった患者はそれぞれ80%、50%以上に上っていた。

 これに対し、併用療法開始後6カ月間では、「エピソード」経験率は20・8%に減った。中でも「学校を欠席」は4分の1未満の13・5%まで大幅に減った。また「階段や坂道の歩行」で支障があったのは40%、「軽い運動」では10%に改善された。

 一方、66人を対象に副作用を調べたが、症状が確認できた患者はいなかったという。(南里秀之)

 (くまにちコム「健康・医療」2006年9月11日付)

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