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国内初の小児喘息治療のステロイド吸入液
 厚生労働省は26日、アストラゼネカ社(大阪市)が申請していた小児気管支喘息(ぜんそく)治療薬「パルミコート吸入液」(一般名ブデソニド)の輸入販売を承認した。ステロイド剤の吸入液は国内初。

 0・25mgと0・5mgの2タイプがあり、対象は生後6カ月以上〜5歳未満。1回使用量がアンプルに充填(じゅうてん)されている。電動式ネブライザーで投与できるため、薬剤を吸入する際に特別な呼吸動作は要らない。

 小児気管支喘息治療管理ガイドラインは、乳幼児の喘息患者に吸入ステロイド剤の使用を推奨しているが、使えるのはドライパウダーの薬剤に限られている。

 承認直前の国内の第V相臨床試験では、1日1回または2回の投与で、喘息の発作が2週間で50%、12週間で75%減少した。また夜中に睡眠が妨げられた日数の割合が61%減った。

 一方、小児にステロイド剤を投与した際の全身への影響である成長抑制は、観察を96週以上続けているが、試験期間中の患者の身長と体重は、おおむね日本人の小児の標準成長曲線の範囲内で推移しているという。

 厚労省の調査では、5歳以上の小児では入院患者は減少傾向だが、5歳未満の乳幼児ではその傾向はみられない。(南里秀之)

 (くまにちコム「健康・医療」2006年7月30日付)

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