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小児用タミフルを国内製造 09年から中外製薬
 中外製薬(東京都中央区)は19日、親会社のスイス・ロシュ社から輸入販売しているインフルエンザ治療薬「タミフル」(一般名オセルタミビル)のうち小児用「タミフルドライシロップ」の改良剤を2009年から国内製造に切り替える、と発表した。09年―10年シーズンに販売を始める。

 「タミフルドライシロップ」は、欧米の医療施設や調剤薬局では薬剤入りの瓶に水を入れて液体化した後、患者に渡している。一方、国内では瓶から薬剤を取り出して患者の体重に応じて計量し、分包後に手渡している。このため、ふたを開けた薬剤入りの瓶を長期保存するため冷蔵庫(10度以下)などに保存する必要がある。改良剤は成分の一部を変更し、ふたを開けた後も室温での保存が可能なようにする。

 さらに薬剤の使用期限も現在の2年間を延長し、次のインフルエンザの流行シーズンまで長期保管が可能なようにするのを目指す。

 ただカプセル剤は、使用期限が長く備蓄が可能なため、これまで通り輸入販売を続ける。

 日本はタミフル生産量の約70%を使う世界最大の使用国で、05年の売上高は352億円。中外製薬は過去10年間の全国の定点報告に基づき最大級の流行規模を想定し、シーズンを通して1200万人分のタミフルを供給する体制を整えている。(南里秀之)

 (くまにちコム「健康・医療」2006年7月20日付)

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