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| まずネットで受診判断を 小児科学会が支援サイト |
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夜間や休日に子供が病気になった経験を持つ人は多いだろう。頼みの綱は小児救急外来。しかし現場の医師や看護師は昼夜を問わぬ労働に苦しんでいる。そこで日本小児科学会は受診するかどうか親が判断するのを支援するウェブサイトを開設した。熊本市小児科医会は「救急と思えない子供の夜間診察も少なくない。現場の負担減に協力してほしい」と保護者らに呼び掛けている。
日本小児科学会によると、子供の数は減っているにもかかわらず、乳幼児の受診数全体は横ばい状態。夜間や休日の時間外診療は急激な増加傾向にある。
ところが厚生労働省研究班の調査では、受診者の八―九割は軽症。少子化と核家族化により、経験不足から的確な判断ができなくなったことや、親が多忙で時間内に受診できないといった事情が背景にあるという。
一方、小児科医のなり手は減り、病院勤務の小児科医は二十代で百十時間、四十代で七十時間もの超過勤務をこなさざるを得ず、医療事故への懸念も出ている、という。
ウェブサイトは「こどもの救急」(http://kodomo-qq.jp)。生後一カ月から六歳が対象で、まず画面から「発熱」「吐き気」「ウンチが変」などの症状を選択する。
例えば「発熱」を選ぶと「生後三カ月である」「元気はある」などの小項目が表示される。当てはまる項目をチェックすると、すぐ病院に行くべきかどうかや、家で様子を見る際の注意点などが表示される。写真やビデオ映像で分かりやすい内容となっている。
◇ ◇
日本小児科学会が開設したウェブサイト「こどもの救急」について、医師の評価は分かれています。サイトのコピーを医院の窓口に置いて、紹介している小児科医もいます。ある熊本市内の開業医は夜間に「お兄ちゃんに熱が出た。ついでに弟も診て」と母親に頼まれて、答えに窮した経験があるそうです。そんな現状がサイト立ち上げの背景にあります。一方で懐疑的な意見もあります。「サイトの決められた質問に答えるだけでは、病院に行く、行かないを的確に判断できるか疑わしい」というものです。双方の立場とも理解できるのですが…。(梅野智博)
(熊本日日新聞2006年4月12日付朝刊)
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