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風しんワクチンが足りない! 県内の接種者急増
 県健康危機管理課の調べで二十八日、県内の風しんワクチンが在庫切れ状態になっていることが分かった。厚生労働省は、県などの要請を受けて全国的な在庫調整を始めた。

 厚労省は熊本など五つ以上の県からワクチン不足の連絡を受けている。風しんワクチンは四月から、国の予防接種制度改定で公費負担の対象から外れるため、接種希望が増大したためとみられる。厚労省は三月の需要増を見込んで、メーカーや卸売会社を通じて三十二万本の流通を確保していた。しかし、全国的な在庫のばらつきなども加わり、熊本など一部地域では品切れの状態になったという。余裕のある都道府県からの緊急輸送を卸業者などに指導を始めたが、「現行制度期限の三十一日までに在庫切れを解消できるとは約束できない」としている。

 県健康危機管理課などによると、医療機関からワクチン不足の報告が目立ち始めたのは二十二日から。市町村にワクチンの在庫を問い合わせる連絡が相次いだ。同課が卸売会社八社を調べたところ、二十三日には在庫切れ状態だった。熊本市保健所は「いくつかの医院を回ったが予防接種を受けられなかった人もいる」と話している。

 熊本市の風しんワクチン接種者は、昨年十二月は五百八十人だったが、一月は千百六十六人と急増。二月には千五百九十九人と昨年比で三倍以上だった。

 天草市は個別接種だった地域で、今月中にワクチン接種を申し込み、品切れのため接種できなかった人には、公費負担を続けることを決めた。熊本市も同様な救済措置を検討している。(梅野智博)

 (熊本日日新聞2006年3月29日付朝刊)

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