4月から新しい制度に変わる、
麻しん(はしか)・風しん(三日はしか)の予防接種制度。
制度変更の内容が複雑で、移行期間もなく、
医療現場の一部には混乱が見られます。
では、接種を受ける立場から、
子ども(保護者)側はどうしたらいいのでしょうか?
熊本市保健所の話をもとに注意すべき点をまとめました。 |
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| Q 制度はどう変わる? |
現
行 |
【現行制度】
○麻しんと風しんのワクチンを、1歳から7歳6カ月の間に、それぞれ1回ずつ接種する。
○受けられる期間は、6年半と余裕があった。 |
新 |
【4月からの新制度】
○麻しん・風しん混合ワクチンを、生後12カ月から生後24カ月未満の間に1回受ける「第1期」、
5歳以上7歳未満で小学校就学前の1年間(4月1日〜翌年3月31日)に再び1回受ける「第2期」の2回接種制度になる。
○「第1期」「第2期」いずれも1年間しか受ける機会がない。 |
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| Q では、現在の制度で、まだ済ませていない子どもは? |
| 麻しんも風しんも両方受けていない場合 |
今年4月以降に、生後12カ月から「2歳になる誕生日の前日」を迎える場合 |
新制度の対象になるので、4月以降に1歳になったら早めに「第1期」の接種を受ける。 |
| 今年4月以降に2歳から年中児までの場合 |
○現行制度で3月31日までに接種を受けておく。麻しんだけでも受けるようにする。
○現行制度で受けない場合は、いわゆる「年長児」(小学校入学前の1年間)になってから新制度の「第2期」を受けることもできる。 |
| 今年4月以降に、「年長児」(小学校入学前の1年前)になる場合 |
新制度の「第2期」を受ける。 |
| 今年4月から、小学校に入学する場合 |
現行制度で3月末までに受ける。麻しんだけでも受けるようにする。 |
麻しんか風しんの
片方の接種を
済ませている場合 |
1歳から7歳6カ月までの場合 |
新制度の混合ワクチンの対象にならないため、3月末までに残りのもう1つのワクチンを接種してもらう |
| 麻しんか風しんの片方や両方を受けておらず、7歳6カ月を超えている場合 |
○予防接種法の対象にならない。
○かかりつけ医(小児科主治医)とよく相談し、「任意接種」として有料で受けることはできる。 |
麻しんも風しんも
既に両方1回受けている場合 |
現行制度で麻しんと風しんを1回ずつ受けていれば、接種完了 |
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| Q 3月末までに接種できなかったら? |
○新制度の対象年齢であれば、法定接種として、市町村の補助で受けられる(県内市町村は一部を除き無料)。
○受けそこなった場合、対象年齢でなければ、主治医と相談して、法律によらない「任意接種」として、4月以降は麻しん、風しんともに自費(市町村の補助がなければそれぞれ8400円前後)で接種することはできる。
○法定接種と任意接種の違いとして、万一接種による健康被害が起きた場合の救済制度が変わってくる。法定接種の場合は、国や接種を実施した市町村が公費で救済するが、任意接種の場合には、医薬品医療機器総合機構による健康被害救済制度になる。
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| Q 今後の制度改正は? |
厚生労働省が現在検討しており、麻しんか風しんの片方のみを受けた子どもも、今後「第2期」の対象に入り、法定接種ができる可能性がある。制度改正にはこれからも注意しておきたい。 |
| Q そもそも、なぜ混合ワクチンを2回接種するの? |
【麻しん】
予防接種の普及で患者数が減少。以前は、知らずに自然感染を繰り返し免疫の抗体を高めることができたが、自然感染の機会が減り、幼少期に1回のワクチン接種では、効果が持続しないことがあることも分かってきた。こうしたことから、新制度では、2回接種することになった。
アメリカでは、ほとんど流行しなくなっているが、まれに流行する場合は、外国人、特に日本人から感染するケースが起きるといわれ、アメリカからの要請もあるという。
【風しん】
妊婦が感染すると、先天性風しん症候群として、胎児に難聴などの影響が出ることがある。麻しんに比べ、風しんのワクチン接種率は低く、混合ワクチンにすれば、2種類のワクチンを1度に接種でき、接種率の向上にもつながるという。
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| Q 麻しん(はしか)って何? |
○せきで飛沫(ひまつ)感染などする。高熱、せき、鼻汁、全身の発疹などが症状。
○主な合併症に中耳炎、肺炎など。1000人に1人程度の割合で脳炎の発症も。 |
| Q 風しん(三日はしか)は? |
○飛沫感染する。発疹、発熱、後頸(こうけい)部のリンパ節の腫れなどが症状。
○合併症に血小板減少性紫斑病、脳炎などがある。
○妊娠早期にかかると、子どもに先天性風しん症候群として難聴や先天性心疾患などが表れることがある。 |
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4月から制度が変わるというのは、「4月から混合ワクチンの2回接種」に変わる、ということ。
「3月までに2回接種する」ではないことに注意。 |
問い合わせは、熊本市は熊本市保健所、または市町村の担当課へ |