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| 国内初のAD/HD治療薬発売、流通管理基準も作成 ヤンセンファーマ |
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ジョンソン・エンド・ジョンソングループのヤンセンファーマ社(東京都千代田区)は19日、小児用の注意欠陥/多動性障害(AD/HD)治療薬「コンサータ錠」(一般名塩酸メチルフェニデート)の発売を開始した。
薬物依存症による乱用が社会問題化している難治性うつ病とナルコレプシー(居眠り病)の治療薬「リタリン」と有効成分が同一。このため厚生労働省は10月26日、コンサータの製造販売を承認した際、適正使用を図るため流通管理の徹底を条件にしていたが、同社は19日、関連学会や日本薬剤師会の代表らでつくる「コンサータ錠適正流通管理委員会」を設立、適正流通管理基準を作成した。
コンサータは、塩酸メチルフェニデートが主成分の放出制御型の徐放剤で、ゆっくり血中に溶けていく。作用機序は完全に解明されていないものの、脳内の神経伝達物質のうちドパミンとノルアドレナリンの働きを活発にしてAD/HDに伴う中核症状の不注意、多動性、衝動性を改善するとみられている。
1日1回、朝服用する。服用後は効果が12時間持続し、学校などで服用する必要がない。米国で2000年8月に承認されたのを皮切りに、既に世界の70カ国以上で小児または成人のAD/HD治療薬として認められている。
一方、流通管理基準によると、コンサータを処方できるのは日本精神学会員か日本小児科学会の認定医で「コンサータ錠適正流通管理委」が承認した登録医師。この登録医師が、適正流通管理委に登録した医療機関で診察、診察する。また調剤する薬局や調剤責任者も適正流通管理委の承認を得て登録される。
AD/HDは、注意力や集中力が続かず、何かを最後までやり遂げることが苦手で、忘れ物やケアレスミスなどが多い。また授業中にじっと席に座っていることができず、立ち上がるなどの多動性や、結果を考えずに行動し、突然、道路に飛び出すなどの衝動性もある。
コンサータ錠適正流通管理委員会のアドレスはhttp://www.ad-hd.jp
(南里秀之)
(くまにちコム「健康・医療」2007年12月19日)
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