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| 鳥インフルエンザワクチン製造販売 化血研など4社、1月中に申請 |
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化学及血清療法研究所(化血研、熊本市)など国内の四大ワクチンメーカーが一月中に、高病原性H5N1型鳥インフルエンザワクチンの製造販売を、厚生労働省に承認申請する。
厚労省は昨年六月、同ワクチンを患者数五万人未満を対象にした「オーファンドラッグ」に指定しており、最短なら申請後五カ月〜六カ月以内で厚労相の承認が得られるとみられる。
H5N1型鳥インフルエンザウイルスは東南アジアや中国、欧州で発生している。ヒトは、このウイルスに免疫がなく世界的パンデミック(大流行)が心配されているが、予防ワクチンは開発されていない。
日本では国立感染症研究所(東京都新宿区)が中心になり二〇〇四年、プレ・パンデミック・ワクチン(プロトタイプワクチン)の開発に着手。ベトナムでトリからヒトに感染したウイルス株を、化血研、北里研究所(東京都港区)、デンカ生研(東京都中央区)、阪大微生物病研究所(大阪府吹田市)の四社に提供し治験薬を共同開発。その後、インドネシアでトリからヒトに感染したウイルス株も同じ四社に提供、治験薬を開発した。
臨床試験は既に最終の第3相が終了し申請するばかり。四社合わせて千人ほどにプレパンデミック・ワクチンを接種し、効果や安全性などを確認したという。データは薬事・食品衛生審議会薬事分科会で審査される。
新ワクチンは生産までに通常数年間かかる。ところがH5N1型鳥インフルエンザウイルスはトリからヒトへの感染が既に確認され、ヒトからヒトへの感染が予想される。まずプレ・パンデミック・ワクチン生産の道を開いておき、ヒトからヒトへの感染後にウイルス株を改めて採取しプレ・パンデミック・ワクチンを基に新ワクチンを改良、使用する。
プレ・パンデミック・ワクチンは遺伝子操作でウイルスの毒性を弱くする一方、ワクチンの効果を高める免疫賦活剤を添加している。効果が高いと患者一人当たりの接種量を減らせ、多くの患者に行き渡らせることができる。(南里秀之)
(熊本日日新聞2007年1月10日付朝刊)
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