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GSKの鳥インフルエンザ予防ワクチン 少量の抗原で強い抗体価
 英グラクソ・スミスクライン社(GSK)は26日、ベルギーで進めているH5N1型鳥インフルエンザの予防ワクチンの臨床試験の中間解析の概要を発表した。同社が独自開発したアジュバント(免疫増強剤)を組み入れたワクチンは、3・8マイクログラムの抗原で被験者の80%以上で免疫応答が認められたという。

 臨床試験では、健康な成人400人(18歳〜60歳)に独自開発した免疫増強剤を組み込んだ不活化ワクチンを2回にわたって接種した。

 免疫応答を各被験者がワクチンに反応してつくる抗体量と定義したうえで、4つの異なる抗原量で被験者を調べた結果、最も抗原量の少ない3・8マイクログラムを接種した被験者群でも80%以上が強い免疫応答をしたという。

 抗体の強さを測る抗体価は、血球凝集抑制活性(HI)を測定して判定するが、ウイルスに対する抗体が存在する時にはみられない。HIの測定は、インフルエンザワクチンの効果をみる際に使われる診断方法で、血球凝集抑制価が40以上なら、ワクチンによって守られている(セロプロテクション)状態と判断される。今回の臨床試験の被験者の80%以上は「セロプロテクション」状態である免疫応答が確認されたという。

 同社は、H5N1型鳥インフルエンザの変異型ウイルスによる新型インフルエンザの大流行(パンデミック)を想定し、新しいワクチンの開発を進めている。(南里秀之)

 (くまにちコム「健康・医療」2006年7月30日付)
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