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季節外れのインフルエンザ、県内で流行
 県内7月に入っても、季節外れのインフルエンザの発生が続いている。7月の患者数は、例年は皆無か、数人だったが、今年は16日現在、100人近くに上っている。

 医療施設は「終息に向かっている」とみているが、「手洗いやうがいに心掛け、予防してほしい」と呼び掛けている。

 県の定点調査(医療施設80カ所)によると、4月以降のインフルエンザの患者数は▽4月 130人(前年561人)▽5月 270人(59人)▽6月 580人(21人)―と推移。週当たりでは5月第5週の188人がピークだったが、7月に入って第1週47人、第2週51人とペースを落としながらも50人前後の患者が報告されている。

 県健康危機管理課の調べでは、特定地域での集団発生はなく、患者は小中学生が多い。ウイルスのタイプは症状の軽いB型が目立つという。7月は過去5年間、2001年の3人が最多、それ以外の年はゼロまたは1人だった。

 国立感染症研究所によると、全国の定点当たり平均患者数は7月第1週が0・34人。都道府県別では、沖縄の13・1人がトップ。以下、青森2・3人、岩手0・9人、長崎0・8人と続く。熊本は0・59人で平均を上回っている。

 県感染症発生動向調査企画委員会の古瀬昭夫委員長(熊本中央病院小児科部長)は「従来の夏風邪などが、検査キットの普及でインフルエンザと診断できるようになったのが大きい。またエアコンの普及などによりウイルスが生き延びやすい環境になったのも一因だろう。ただ、夏になぜインフルエンザが増えているか、断定できる状況ではない」と話している。(小多崇)

 (熊本日日新聞2006年7月21日付朝刊)
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