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リウマチ性疾患臨床医学賞受賞 豊富な臨床治療戦略評価 
熊本整形外科病院 中村正医師
 優れたリウマチ性疾患の研究者に贈られる日本リウマチ財団(東京、高久史麿理事長)のリウマチ性疾患臨床医学賞に、熊本整形外科病院リウマチ膠原(こうげん)病内科部長の中村正氏(53)が選ばれた。

 同賞はリウマチ性疾患の予防や病態、診断、治療に関する独創的な研究の顕彰を目的に設けられており、今回が十九回目。中村氏の豊富な臨床経験に基づいた治療戦略が評価され、全国でただ一人選ばれた。

 対象となった研究は、関節リウマチに合併するアミロイドーシスの治療戦略。アミロイドーシスはアミロイドタンパクという溶けにくいタンパク質がさまざまな臓器に沈着して多臓器不全を引き起こす重篤な病気。

 中村氏は、アミロイドーシスを合併する危険因子として特定の遺伝子(SAA1・3アリル)に注目。特定遺伝子を持つ患者に対し抗リウマチ薬を初期の段階から強力に使用して炎症を抑えることがアミロイドーシスの合併症予防に効果があるとした。

 中村氏は「これまでの受賞者は大学の研究者が多かったので、非常にうれしい。リウマチ性疾患についてはまだまだ啓発が足りない。この賞を励みに研究を進め、さらには多くの診療科の医師と連携して治療ができるような仕組みをつくっていきたい」と述べた。(田端美華)

(熊本日日新聞2008年4月19日付朝刊)
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