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中外製薬と阪大が共同開発した「アクテムラ」を、関節リウマチの治療薬として欧州医薬品審査庁に承認申請
 スイス・ロシュ社と中外製薬(東京都中央区)は、大阪大と中外製薬が共同開発したヒト化抗ヒトIL(インターロイキン)―6受容体モノクロナール抗体「アクテムラ」(一般名トシリズマブ)を、中等度から重度の関節リウマチ治療薬として欧州医薬品審査庁(EMEA)に製造販売を承認申請した。

 アクテムラは、国内では05年4月、世界初のキャッスルマン病治療薬として厚労省が製造販売を承認、同年6月に発売された。現在、関節リウマチと全身型若年性特発性関節炎の適応症を得るため、厚労省に製造販売を承認申請している。

 抗リウマチ薬メトトレキサートの効果が不十分な活動性関節リウマチ患者を対象にした海外の第V相臨床試験では、患者623人をアクテムラ8r/sとメトトレキサート併用群、アクテムラ4r/sとメトトレキサート併用群、偽薬とメトトレキサートの併用群に3分類。週1回のメトトレキサート投与のほか、アクテムラは各用量と偽薬を4週間間隔で静脈から点滴注射した。

 その結果、米国リウマチ学会(ACR)の評価基準を使った投与24週後のACR改善率は、アクテムラ8r/sとメトトレキサート併用群のACR70%改善率は22.0%、ACR50%改善率は43.9%、ACR20%改善率は58.5%だった。これに対し、偽薬とメトトレキサート併用群はACR70%改善率2.0%、50%改善率10.8%、20%改善率26.5%だった。

 アクテムラは既に米国でも製造販売を承認申請済み。(南里秀之)

(くまにちコム「健康・医療」2007年12月5日付)
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