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アクテムラが関節リウマチの症状改善に効果
 スイス・ロシュ社は、中等度から重症の関節リウマチ患者を対象にした国際第V相臨床試験で、既存の疾患修飾性抗リウマチ薬と、関節リウマチ治療薬として開発中の「アクテムラ」(一般名トシリズマブ)の併用投与群が、疾患修飾性抗リウマチ薬のみの単独投与群に比べ、多くの患者で投与開始24週目の症状に改善が認められた、と発表した。

 この臨床試験は、米国など18カ国、130施設の中等度から重症の関節リウマチ患者1、216人を無作為に2群に分類。1群には疾患修飾性抗リウマチ薬を含む一般的な抗リウマチ薬を併用し4週間間隔でアクテムラを体重1sにつき8r投与、もう1群には一般的な抗リウマチ薬を併用し偽薬を投与した。

 その結果、一般的な抗リウマチ薬とアクテムラの併用投与群は、一般的な抗リウマチ薬のみの投与群に比べ、多くの患者で投与開始24週目の症状に改善が認められたという。関節リウマチの症状改善は、米国リウマチ学会の標準的な評価法であるACR反応率を用いて判定した。

 アクテムラは、世界初のヒト化抗ヒトIL−6受容体モノクローナル抗体で、ロシュ社と中外製薬が共同開発中。関節リウマチでは世界41カ国で4、000人以上の患者を対象に臨床試験を進めている。日本では05年6月、キャッスルマン病治療薬として発売、06年4月には関節リウマチ治療薬と全身型の若年性突発性関節炎の追加適応症を申請している。(南里秀之)

(くまにちコム「健康・医療」2007年6月8日付)
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