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関節リウマチ薬「アクテムラ」が顕著な改善効果
 スイス・ロシュ社は、大阪大とロシュグループの中外製薬(東京都中央区)が共同開発した免疫抑制薬「アクテムラ」(一般名トシリズマブ)が、中等症から重症の関節リウマチ患者を対象にした日本国外初の第3相臨床試験(OPTION試験)で主要評価項目(プライマリーエンドポイント)を達成した、と発表した。

 OPTION試験は、別の関節リウマチ治療薬メトトレキサートでは効果が不十分だった17カ国・73施設の中等症から重症の患者623人が参加。1週間間隔でメトトレキサートを併用する4週間間隔のアクテムラ投与群(4mg/kgもしくは8mg/kg)、メトトレキサート単独投与群、プラセボ群の3群に分類。6カ月(24週間)間の治療の結果、アクテムラ投与群は、メトトレキサート単独投与群に比べ、症状改善に有意な効果が認められた。また重要な安全性の懸念はなかったという。

 アクテムラは、ヒト化抗ヒトIL(インターロイキン)-6受容体モノクローナル抗体。自己免疫疾患とされる関節リウマチ治療の新たな選択肢の一つになるとみられ、ロシュ社と中外製薬は世界41カ国で4000人以上の関節リウマチ患者を対象にOPTION試験など4つの第3相臨床試験を進めている。

 日本では05年6月、世界初のキャッスルマン病治療薬として発売。06年4月に関節リウマチと全身型若年性特発性関節炎の治療薬として追加適応を厚生労働省に承認申請した。(南里秀之)

 (くまにちコム「健康・医療」2007年1月25日付)
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