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ロバスタチンが血管内腔を拡大
 冠動脈疾患患者349人を対象に、高脂血症治療薬ロスバスタチン40r(最高用量)を2年間投与し、血管内超音波によって冠動脈のプラークの体積を評価した「アステロイド試験」の解析で、冠動脈のアテロームの大幅な縮小が、血管内腔(くう)の拡大と関連することが示唆された。

 ロスバスタチンの投与で血中のLDL-C(悪玉コレステロール)の大幅な低下と、HDL-C(善玉コレステロール)の増加が、冠動脈のアテロームの縮小と関連することが既に示唆されていた。

 この2つを合わせると、積極的な脂質低下療法を試みた患者では動脈の再建を伴い内腔が拡がったことが分かった。

 さらに低用量/高用量ロスバスタチンに無作為に割り付けられた患者43人を対象にした2年間「オリオン試験」では、ロスバスタチンがプラークの性状に影響することが示された。

 ロスバスタチンは商品名「クレストール」。英アストラゼネカ社が開発し、来年6月までに動脈硬化症の治療薬としても規制当局から追加承認を得る考え。「アステロイド試験」「オリオン試験」のほか、動脈硬化の初期兆候がある患者を対象にした試験も加えた大規模かつ包括的な臨床プログラムは、「ギャラクシー・プログラム」といい、55カ国から5万5000人超の患者が登録している。(南里秀之)

 (くまにちコム「健康・医療」2006年12月12日付)
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