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非薬剤溶出型の冠動脈ステントを発売
 ボストン・サイエンティフィク・ジャパン社(東京都新宿区)は、狭心症や心筋梗塞(こうそく)といった心疾患に使う冠動脈ステント「リバティー・コロナリーステント」を発売した。保険償還価格(販売価格のうち保険償還分)は1本27万9000円。

ボストン・サイエンティフィク・ジャパン社が発売した冠動脈ステント「リバティー・コロナリーステント」
 PCI治療では、狭窄(きょうさく)や梗塞の再発を防ぐため、血管の狭くなった部分に留置するステントに免疫抑制剤や抗がん剤などの細胞増殖を抑制する薬剤を塗った「薬剤溶出型ステント」(DES)が普及している。リバティーは、このDESとは異なり、薬剤を塗っていないベアメタルステントと呼ばれるタイプ。バルーン拡張型のステントで、血管の蛇行や屈曲にステントが追随するよう設計されている。

 同社はDESも販売しているが、ステントには抗がん剤パクリタキセルを塗り、ライバルの医療器具メーカー、米ジョンソン・エンド・ジョンソン社の免疫抑制剤溶出型ステントに対抗している。ボストン社によると、このリバティーステントは、最新のパクリタキセル溶出型ステント・システムのプラットホームになっており、米国を除いた世界市場のマーケットリーダーという。

 PCI治療とは、狭心症や心筋梗塞の治療法の一つ。冠動脈の内側が狭くなったり、詰まったりして血液の流れが滞った部位に、太ももの付け根や腕の動脈から先端に風船(バルーン)の付いたカテーテル(細い金属の筒)を通し血管を広げ、血流を回復させる。胸を切り開かないので、入院期間が短く、患者への負担も小さいとされる。(南里秀之)

 (くまにちコム「健康・医療」2006年12月8日付)
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