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心不全患者に新しい除細動器
 米ボストン・サイエンティフィクス社系列の日本ガイダント社(東京都港区)は、心再同期治療機能付きの植え込み型除細動器(CRT―D)の発売を開始した。

 CRT―Dは、薬物療法では症状が改善されない心不全患者に電気刺激を与えて心室収縮タイミングのズレを調整する「心再同期治療機能」と、致死性不整脈を検出して電気ショック療法によって心臓の脈を正常に戻す「植え込み型除細動機能」を併せ持っている。

 米国では2002年に承認済み。04年に発表された臨床試験の結果によると、薬物治療のみの不整脈コントロール群と比較して、CRT―D群は死亡率を36%低下させた。CRT―Dから植え込み型除細動機能を除いたCRT―P群でも死亡率は24%低下したという。

 植え込み型除細動器(ICD)は、非常に脈の速い状態の心室性不整脈による心臓突然死(致死性不整脈)の予防手段として使われている。ICDはペースメーカーの機能も持っており、心臓が致死性不整脈の状態になった時は心臓に自動的に電気を送り込み、電気ショックで心臓のリズムを取り戻す。

 (熊本日日新聞2006年10月18日夕刊掲載)
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