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心臓発作再発リスク アトルバスタチンで大幅に低下
 約9000人の冠動脈疾患患者を対象に、アトルバスタチンとシンバスタチンを比較するアイディール試験で、心臓発作の再発リスクが非常に高い心疾患患者がアトルバスタチンを1日80mg服用すると、シンバスタチンを1日20〜40mg服用した患者よりも再発リスクが46%低下した。

 スペイン・バルセロナで開かれた世界心臓病会議で、アイディール試験を総括するノルウェーのウレバル大学病院予防医学センターのテリエ・ペデルセン所長が報告し、「アトルバスタチン80mgによる積極的脂質低下療法が、心臓発作の高リスク患者に有用なことを示唆している」と指摘した。

 2つのスタチン系製剤の比較では、アトルバスタチン80mg服用群はシンバスタチン20〜40mg服用群よりも、心臓発作再発リスクが46%、主要冠動脈イベントリスクが34%、死亡・脳卒中・不安定狭心症・血管再建術のリスクが18%、それぞれ低下した。

 アイディール試験は、コレステロール値がやや高めの冠動脈疾患患者8888人を、アトルバスタチン80mg投与群とシンバスタチン20〜40mg投与群に無作為に割り付け、平均4・8年間観察した。今回の報告は、同試験の参加患者のうち試験開始前2カ月以内に心臓発作を発症した999人を対象にした再解析から判明したという。

 アトルバスタチンは商品名「リピトール」。米ファイザー社が開発し、日本では2000年5月から同社の日本法人とアステラス製薬が高脂血症治療薬として併売している。(南里秀之)

 (くまにちコム「健康・医療」2006年9月18日付)
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