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透析患者も「食」楽しんで 水俣市の医院 料理レシピを出版
 食事制限に悩む透析治療の患者に食を楽しんでもらおうと、水俣市浜町の泌尿器科医院「てらさきクリニック」が、工夫を凝らした透析食を紹介した開院十周年記念誌「やまいは食から」を出版した。家庭で作れる透析食のレシピも載せ、実用的な一冊に仕上がっている。

工夫を凝らした透析食の例とレシピが掲載された記念誌「やまいは食から」
  透析は、糖尿病などに伴う慢性腎不全患者の治療法で、塩分やタンパク質、カリウムなどを控える食事制限も必要とされる。このため、食への楽しみを奪われたと感じたり、日々の食事づくりに悩む患者・家族も少なくないという。

 同医院は一九九五(平成七)年の開院時から、塩分などの摂取制限に配慮しながら、味付けや彩りなどで食欲を増す工夫を凝らした食事を外来、入院患者に提供。記念誌では、ひな祭りや七夕、十五夜、正月などに合わせて旬の食材を取り入れた過去十年間の「行事食」約三百四十例を写真で紹介している。

 また、家庭での食事づくりの参考にしてもらおうと、摂取制限があるカリウムなどの分量を示した百一種類の料理レシピも掲載した。

 同医院の寺崎博院長(54)は「食事も治療の一環。制限があってもおいしく食べられることを知ってほしい」と話している。

 記念誌はA4判百七十四ページで千部印刷。水俣市内などの書店で販売している。千八百九十円。問い合わせは同医院(電)0966(63)1200。(並松昭光)

  (熊本日日新聞2006年8月23日付朝刊)
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