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| 経口レニン阻害剤アリスキレン 糖尿病併発の高血圧患者に有効 |
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世界初の経口レニン阻害剤の高血圧治療薬「アリスキレン」が、糖尿病を併発した高血圧患者に対する治療で、収縮期(最高)血圧の降圧効果がACE阻害薬ラミプリルより優れているという臨床試験の結果が、スペイン・マドリードが開かれた第16回欧州高血圧学会で報告された。
この臨床試験は、糖尿病と高血圧を併発した患者837人を対象に8週間実施された。その結果、ACE阻害薬ラミプリルの単独投与では、座った姿勢での平均収縮期血圧が12・0rHg低下した。これに対し、アリスキレン単独投与では同様の姿勢で平均収縮期血圧が14・7rHg低下。有意な降圧差があった。
最も多かった副作用は咳(せき)と頭痛で、発生頻度はラミプリルの単独投与で最も高く認められ、頭痛6・1%、咳4・7%だった。アリスキレンと併用投与すると、ラミプリル単独に比べ頻度は半減した。
アリスキレンは、収縮期血圧が100rHg以下に低下した場合、腎臓がレニンという酵素を血液中に分泌しアンジオテンシノーゲンというタンパク質を分解、アンジオテンシンTというタンパク質に変える。アンジオテンシンTは、アンジオテンシン変換酵素(ACE)によって分解され、アンジオテンシンUというホルモンになる。アンジオテンシンUは、細動脈の筋肉壁を縮めて血圧を上昇させる。
アリスキレンは、スイス・ノバルティス社が開発し、今年4月、FDA(米国食品医薬品局)に製造販売の承認を申請している。(南里秀之)
(くまにちコム「健康・医療」2006年6月23日付)
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