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抗血栓症薬に効能追加
 厚労省は抗血栓症薬「アリクストラ皮下注射剤」(一般名フォンダパリヌクスナトリウム)の効能・効果に腹部手術後発生する静脈血栓塞栓(そくせん)症の抑制を追加した。

 アリクストラは、発生頻度が高い下肢の整形外科手術後の静脈血栓塞栓症の発症抑制を効能・効果として、厚労省が2007年4月、製造販売を承認した。

 腹部手術後の患者は、約4分の1が静脈血栓塞栓症を発症するとされる。特に40歳以上のがん患者の大手術、女性の骨盤内悪性腫瘍(しゅよう)の摘出、高齢肥満妊婦の帝王切開は高リスク。急性の肺血栓塞栓症を発症すると死亡率は約30%とされ、発症後1時間以内の突然死が全死亡例の40%以上を占める。

 アリクストラは英グラクソ・スミスクライン社が開発した完全化学合成剤。血液凝固で主役になる活性化第10因子(10a因子)の働きを選択的に妨げる。

(熊本日日新聞2008年5月28日付夕刊メディカル)
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