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腎保護作用のある降圧薬の製造販売を承認
 厚労省は、塩野義製薬(大阪市)が申請していたアンジオテンシンU受容体拮抗(きっこう)タイプの降圧薬「イルベタン」(一般名イルベサルタン)の製造販売を承認した。

 イルベサルタンは、仏サノフィ・アベンティス社と米ブリストル・マイヤーズスクイブ社が共同開発した。海外では86カ国で販売され、高血圧症や高血圧症に伴う腎症の治療に使われている。

 海外では尿中に微量のアルブミンが含まれる糖尿病の合併患者590人を対象にした臨床試験で、イルベサルタンを1日300r投与した患者群は、偽薬投与の患者群と比較して、有意に尿中のアルブミン排せつ量を減らし、明白なタンパク尿への移行を抑制した。

 さらに糖尿病と腎症を併発した高血圧患者1、715人を対象にした臨床試験では、イルベサルタン、カルシウム拮抗(きっこう)タイプの降圧薬「ノルバスク」、偽薬を投与、腎イベントの抑制を評価した。その結果、カルシウム拮抗(きっこう)薬と比べ、イルベサルタンは明白な腎症期のイベントを抑制することを証明した。(南里秀之)

(くまにち「健康・医療」2008年5月9日付)
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