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アトルバスタチンの服用者は、シンバスタチンの服用者と比較して心血管疾患発症の可能性が低い
 米国のマネージド・ケアと呼ばれる医療保険の加入者で心血管系疾患未経験の高脂血症患者約22万人に関する診療と調剤の報酬支払請求を基にして、心血管イベント(心臓発作、胸痛、冠動脈疾患、脳卒中、一過性能虚血性発作、血管疾患、血行再建術による最初の入院までの期間)の発症リスクを、アトルバスタチン(商品名リピトール)服用群とシンバスタチン(商品名リボバス)服用群を比較したところ、脳卒中と一過性能虚血性発作を除き、残りの心血管イベントの発症リスクは、アトルバスタチン群がシンバスタチン群を有意に低かった。

 解析した対象は血管疾患の既往がない患者約219,631人。03年1月から05年9月の間にスタチン製剤の服用を始めた。このうち168,973人がアトルバスタチンを1日10rまたは20r服用し、残る50,658人がシンバスタチンを1日20rまたは40r服用した。平均1年半、追跡調査した。

 米国では、高脂血症治療薬にとどまらず、マネージド・ケアを運営する保険会社が、効能・効果が同等な薬剤なら安価な後発品の使用を医師に指示する。今回の解析結果を例示しながら、アトルバスタチンを販売する米ファイザー社は「医師は患者個々の心血管リスクを評価して治療を選択する必要があることが再確認された」としている。(南里秀之)

(くまにちコム「健康・医療」2008年2月12日付)
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