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大阪大が心臓の再生医療成功 世界初、足の筋肉使う
 大阪大は十四日、心臓が収縮する力が弱まる拡張型心筋症の男性患者(56)に、患者本人の足の筋肉細胞からつくったシートを心臓に張って心筋の働きを再生させる治療に成功し、二十日に退院できる見通しになったことを明らかにした。

 男性は心臓移植が必要と判断され、当初は補助人工心臓を装着していた。現在では取り外して病院の周囲を散歩できるまでに回復したという。

 こうした治療の成功例は世界初とみられる。再生医療の実現が本格化してきたことを示す画期的成果といえそうだ。

 主治医の藤田知之助教は「自らの細胞を使って重い心臓病を治療できる可能性を示せた。脳死からの臓器提供が少ない日本の現状を考えると、ほかの患者の希望になる」としている。

 患者は大阪府松原市の男性で、昨年二月二十二日に大阪大病院に入院。心臓を動かす機能が低下したため補助人工心臓を装着。八月には脳死心移植の待機患者となった。

 心臓血管外科の澤芳樹教授らは、筋肉が傷ついた時に修復する働きを持つ筋芽細胞を、男性の左大腿(だいたい)部から採取した。


(熊本日日新聞2007年12月15日付朝刊)
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