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| 狭心症治療薬「シグマート注射剤」が、急性心不全の効能・効果を取得 |
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厚生労働省は、中外製薬(東京都中央区)の狭心症治療薬「シグマート注射剤」(一般名ニコランジル)について急性心不全(慢性心不全の増悪期を含む)の効能・効果も追加承認した。
シグマート注射剤は、硝酸薬(冠動脈や抹消血管を拡張させ心臓に戻る血液量を減らし心負担を軽くする)とKATPチャンネル開口薬(細胞内ATP治療で開閉が調節される)のハイブリット(混合剤)。1993年8月、不安定狭心症治療薬として発売を始めた。1992年から慢性心不全の急性増悪期を含む急性心不全患者を対象にした臨床試験を続けていた。
その結果、慢性心不全の急性増悪期を含む急性心不全患者の前後負荷を、バランスよく軽減することが分かった。このデータを基に、中外製薬は03年6月、効能・効果の追加承認を厚労省に申請していた。
急性心不全患者にシグマート注射剤を使う際は、生理食塩水または5%ブドウ糖で溶かして0・04〜0・25%の溶液にする。通常、成人には0・2mg/sを5分間ほどかけて静脈に投与する。投与量は血圧の推移や患者の病態に応じ、1時間あたり0・05〜0・2mg/kgの範囲で調整する。臨床試験で確認された主な副作用は、血小板減少、頭痛、血圧低下など。
国内の急性心不全患者は年間約25万人と推定され、酸素吸入や利尿剤の投与のほか、血管拡張薬、強心薬などの静脈投与が一般的だ。シグマートの効能・効果を追加取得した承認されたことで治療の選択肢が広がるみられる。(南里秀之)
(くまにちコム「健康・医療」2007年11月26日付)
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