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待望の歯医者さん 球磨村一勝地に医院開業
 球磨郡球磨村が歯科医師不在を解消するため、同村一勝地に整備を進めていた歯科医院が完成し、3日開院した。院長は、無医村地帯での開業を希望していた歯科医師の宮原光春さん(38)。「山間地の住民に貢献したい」と意気込んでいる。

開院した「球磨川歯科医院」。右端が院長の宮原さん=球磨村一勝地
 開院したのは「球磨川歯科医院」。JR一勝地駅近くの村診療所そばで昨年12月着工し、約1500万円かけて整備した。木造瓦ぶき平屋で、院長のほか人吉市と村内からスタッフ3人をそろえた。

 宮原さんは長野県出身。九州大歯学部を卒業後、東京や長野の歯科医院に勤務。昨年12月までは長崎県佐世保市で勤めた。2年ほど前から「無医村で地域医療に貢献したい」と九州内で開業場所を探していた。

 これまで同村の患者は人吉市内などに通院しており、宮原さんから問い合わせを受けた村側が「ぜひ球磨村で開業を」と支援、医院を建てて無償で貸すことにした。

 3日は村職員らが参加してテープカット、柳詰恒雄村長が「村民の健康増進、やすらぎと思いやりの地域づくりが期待できる」と歓迎した。

 宮原さんは「通院できない山間部のお年寄りの家にも診療に出向くなどして、地域住民とのかかわりも深めていきたい」と話した。

 診療は午前9時〜午後6時(土曜は午後5時まで、第2、4水曜は午前のみ)。日曜・祝日と毎月1日は休診。同院(電)0966(32)1109。(中村勝洋)

 (熊本日日新聞2006年4月4日付朝刊)
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