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障害児・者の受け入れ 691診療所中78% 県内
 県内で障害児・者の治療を受け入れる歯科診療所は122診療所で、全体の約18%しかないことが、県歯科医師会(堤直文会長)の調査で分かった。同会はこのほど、保護者や障害者施設、行政を加えて県障害児(者)歯科保健推進協議会を設立。県内11の受け入れ病院歯科と連携し、障害に応じた歯科医療を地域で提供するネットワークづくりを進める。

 障害児・者の歯科治療は、障害の程度によっては特殊な症例に対処する知識や経験が必要で、知的障害の場合は恐怖心から治療できないこともある。治療に時間がかかる上に、3回に1回しか治療できないといったことも珍しくなく、診療を断る診療所も多いという。

 調査は昨年8月、会員診療所691カ所を対象に初めて実施。回答のなかった診療所には個別に問い合わせた。

 地域別の受け入れている診療所数は、多い順に熊本市33カ所、天草郡市15カ所、菊池郡市13カ所、八代郡市10カ所。少なかったのは、旧下益城郡2カ所、水俣・芦北郡市3カ所、人吉市4カ所だった。

 診療所数に対する割合は熊本市が11%と最も低かった。

 同協議会は今後、保護者や障害者施設の意見を聴いた上で、歯科医師に障害児・者に対する理解を求め、研修を実施。行政、医療機関とも連携し、必要な治療を提供するシステムづくりを進める。県歯科医師会の松岡拓治理事は「重度障害者も、まずは身近な地域の診療所で初期対応できるような体制づくりを進めたい」と話している。

 障害児・者を受け入れている病院歯科と歯科診療所の一覧は、各市町村窓口などで配布する県作成の「家庭での口腔ケアマニュアル」や身体障害者と知的障害者の「福祉のしおり」に掲載している。

 (熊本日日新聞2005年4月12日付夕刊)

 
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