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8月開設の歯科診療所 障害者 高齢者専門的に治療
医療法人社団友志会は、以前から障害者の治療に取り組んできた=熊本市の新地ハロー歯科診療所
障害者、高齢者を専門的に治療する「翼ハロー歯科診療所」が、八月一日から熊本市画図町で診療を始める。医療法人社団友志会(長也寸志理事長)が開設。患者宅への往診や訓練による口腔(こうくう)機能向上を通して、患者の社会的自立を支援する。
同診療所には、回転座などの機能を持つ障害者専用の診療台三台を設置。ぶつかってもけがをしないように角のない内装にするなど、バリアフリーに配慮した。スタッフには、歯科麻酔認定医や言語聴覚士がおり、全身麻酔治療に対応でき、会話訓練なども行われる。
治療への恐怖心などから受診に抵抗を示す患者には、初回から治療を行わず、問診などを通して少しずつ信頼関係をつくり治療につなげる受診トレーニングが用意される。このほか食事訓練やブラッシングの指導なども行われる。
同会は三つの歯科診療所を経営し、一九九四年から高齢者を中心に訪問診療を実施。「身体障害のため自力での通院が困難だったり、知的、精神障害があり、治療の必要性に気づかない患者も多かった」と長理事長。このため、障害者や高齢者に専門的に対応しようと、障害者の保護者や施設職員らにも意見を聞き二年がかりで検討してきた。
県によると、障害児・者に対応する県内の歯科診療所は七十一カ所と、県全体の診療所の一割程度。専門的なスタッフや設備を備えるのは、熊本大病院(熊本市本荘)や県歯科医師会口腔保健センター(同市坪井)、県こども総合療育センター(宇城市松橋町)など、公的医療機関を中心に数カ所しかないという。
翼ハロー診療所には、高齢者、障害者のための口腔リハビリテーション施設や児童デイサービス施設なども併設される予定。長理事長は「口腔機能全体のケアをすることで患者の社会的な自立を支えていきたい」と話している。
問い合わせは同診療所開設準備室(電)096(243)0182。(河内正一郎)
(熊本日日新聞2007年6月30日付朝刊)
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