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| 強過ぎる視力矯正は禁物!! 子どもの眼鏡選び |
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カラフルなデザインも増え、眼鏡は今やファッションの一部だ。1万円以下のものもあり、購入の選択肢は広い。しかし、目に合っていない眼鏡だと、視力低下や頭痛などの原因にもなる。眼鏡を選ぶときには、どんな点に注意すればいいのだろうか。
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| 児童の瞳孔間距離を測定する小島祐二郎医師=熊本市坪井の小島眼科 |
夏休み期間中の眼科医院には、視力低下や眼鏡選びの相談で訪れる親子が多いという。
「眼鏡を掛けると子どもの近視が進むのではないかと心配です」。女児を連れた母親は不安そう。女児は小学校高学年になり、最近、教室の黒板の文字がかすんで見えにくくなった。熊本市医師会で学校医委員(眼科)を務める小島祐二郎医師は答えた。「眼鏡を付けたから近視が進むのではありません。それよりも黒板の文字が見えないまま放置される方が、子どもさんはかわいそうですよ」
小島医師によると、近視の原因は詳細には分かっておらず、投薬などの治療で進行を止めることはできない。遺伝や環境が原因とも言われる。児童が眼鏡を付けても、体の成長とともに近視の度数が進むことがある。それを「眼鏡のせいで視力が落ちた」と誤解されることが多いという。
数回の来院や検査の後、女児は眼鏡を掛けることにした。矯正後の視力は0・8と抑えた。度が強過ぎると近視を進めたり、疲れ目や頭痛の原因にもなる。小島医師は「成長に合わせたレンズを選ぶことが大切。一般的に視力は0・7あればいい。小学生ならば矯正視力0・7〜0・8で十分。黒板の文字が小さくなる中高生だと1・0以上に合わせる」と話す。
眼鏡のフレームも、顔の形に合ったものを選びたい。レンズの中心がきちんと目に向かっていることが大切で、瞳孔(どうこう)間距離(左右の目の幅)や、目とレンズの距離がポイントになる。合わないと矯正視力が狂ったり、疲れ目、肩こりの原因にもなる。デザインを重視せず、初めて眼鏡を購入する人は眼科医に相談したほうがよいという。
もう一つの視力矯正手段であるコンタクトレンズ。コンタクトにするか、眼鏡にするかの判断は難しい。軽度の近視の場合は、必要なときにだけ使える眼鏡の方が効果的。遠くの黒板を見る授業中には眼鏡を掛け、読書などで近くを注視するときは外すことができる。目の疲れを緩和することが期待できる。
ラグビー、サッカーなど体がぶつかり合うスポーツ選手はコンタクトレンズを使っているが、小島医師は「必ず眼科の専門医に処方されたものを使ってほしい」と注意を促す。
コンタクトの処方には視力を正確に測定することのほか、レンズのカーブが角膜の形に合っているかなど細かいチェックが必要だ。また、使用法を誤ると、目に傷を付けたり、細菌感染から失明するケースもある。
近視を進めないためにはどうしたらいいのだろうか。小島医師は「ちらつく画面を注視するテレビゲームが最も良くない。やらないのが理想的。児童は15分まで。中学生でも30分以上続けないこと」とアドバイスしている。(梅野智博)
(熊本日日新聞2006年8月23日付朝刊) |
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