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ノバルティス、滲出型加齢黄斑変性治療薬の製造販売を承認申請
 ノバルティスファーマ社(東京都港区)は17日、視野中心部の視力が失われる滲出(しんしゅつ)型加齢黄斑変性治療薬「ルセンティス」(一般名ラニビズマブ)の製造販売を厚生労働省に承認申請した。

 滲出型の加齢黄斑変性は、光に感受性のある網膜の中心にある黄斑部に異常な新しい血管(脈絡新生血管)が発生する疾病。この異常血管はもろいため、出血や血液成分の漏れが起こる。その結果、網膜の下で漏れた血液によって盛り上がった組織ができ、黄斑部の網膜を破壊する。特に黄斑部の中心に異常な血管ができたりすると、視野中心部の視力が急激に落ち込む。

 ルセンティンは、遺伝子組み換え技術で作られた抗血管内皮増殖因子(VEGF)ヒト化マノクロナール抗体のFab断片のみを製剤化した。抗体が抗原に結合する部分をFabと呼ぶが、Fab断片は、Fabの部分を抗体の本体から切り離した断片。加齢黄斑変性の脈絡新生血管の発生に関与するVEGFと複合体を形成することでVEGFの作用を妨げて新生血管の発生と伸長を抑える。

 厚労省は06年3月、患者数5万人未満の希少疾病用医薬品に指定していた。 国内外の臨床試験で加齢黄斑変性患者の視力改善効果が初めて確認された薬剤。06年6月、米国で発売されて以来、世界50カ国が承認している。(南里秀之)

(くまにちコム「健康・医療」2007年11月2日付)

 
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