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高血圧や強度近視は緑内障・正常眼圧緑内障の危険因子
「知っている」は10%前後
インターネットを使い、全国の40歳以上の男女約8000人を対象に実施した「目の健康 意識調査」で、「高血圧」や「強度近視」が緑内障・NTG(正常眼圧緑内障)の危険因子と知っている人は、それぞれ12%台、9%台にとどまった。NTGは40歳以上の日本人の28人に1人(発症率4・5%)が、罹(り)患しているとされるが、「定期的に眼科で検査する」としたのは7%を切った。
調査は、ファイザー社(東京都渋谷区)が10月13日から4日間、40歳以上の男4567人、女3196人の計7763人を対象に実施した。年代別では40代4643人、50代2235人、60代以上885人。
まず、「目の健康のためにしていること、心掛けていること」を尋ねたところ、「定期的に眼科で検査」と回答したのはわずか6・8%。35・5%は「特にない」と答えた。
「NTG」と「正常眼圧緑内障」の名前を告げたうえで認知度を探った。その結果、「どちらも知らない」が69・9%と圧倒的。「どちらか知っている」は30・1%。このうち「NTGのみ知っている」はわずか1・1%だった。
NTGや正常眼圧緑内障を知った手段は、54・2%が「新聞、雑誌の記事やテレビ番組の報道」と回答し断トツ。NTGを知った後、15・9%は眼科を受診したと答えた。また複数回答可を条件にNTGに関して知っている内容を選んでもらったら、「高血圧の人は発症の可能性が高い」としたのは12・5%、「強度近視の人は発症の可能性が高い」は9・5%だった。
ただ「視野が欠ける病気」や「放置すると失明につながる危険がある」「自覚症状が現れにくい」は、それぞれ72・4%、70・3%、53・1%で、NTGの病態に関する認知度は高まっている。
これを反映して、緑内障・NTGの発見につながる「視野検査」「眼圧検査」「眼底検査」は、「知っている」が60%台から80%台と高率。しかし眼底検査が、「視神経を診る検査」と正確に回答したのは19・1%に急落した。その一方で延べ54・7%が、事前に「検査の目的や方法」が分かるなら検査を受けようと思うと答えた。
最後に「より多くの人に緑内障・NTGの検査を受けてもらうための必要な取り組み」を挙げてもらった(複数回答可)。「地方自治体の健康診断に緑内障の検査項目を入れる」(55・8%)、「企業の健康診断に緑内障の検査項目を入れる」(48・0%)、「自分で簡単にチェックできる道具や手段の普及」(43・4%)がトップ3だった。(南里秀之)
(くまにちコム「健康・医療」2006年11月2日付)
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