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直接的レニン阻害剤が糖尿病患者の腎臓を保護
 ヒトの血圧上昇システムの最上流に位置する酵素レニンの働きを直接阻害する降圧薬アリスキレンが、高血圧と腎障害を併発した糖尿病患者の尿中アルブミンを20%減少させた臨床試験の結果が、米医学雑誌『ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディスン』に掲載された。

 臨床試験には、高血圧と腎障害を併発したU型糖尿病患者約600人が参加。患者は既に別の降圧薬ロサルタンを服用し、尿中アルブミン値200r/以上の腎障害も併せ持っている。試験では、ロサルタンを最大用量1日100r服用している患者にアリスキレンを1日150r〜300rまで増量しながら追加投与、ロサルタン単独投与の患者群と比較した。

その結果、アリスキレン追加投与の患者群はロサルタン単独投与群より尿中アルブミンがさらに20%減少した。また追加投与患者群の四分の一では、ロサルタン単独投与群よりも50%以上も尿中アルブミンが減った。降圧効果と独立したアリスキレンの腎保護作用が立証された臨床試験は初めてという。(南里秀之)

(くまにち「健康・医療」2008年6月18日付)

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